公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第1章 在宅医療総論

5.高齢者の診かた(山中 崇)

ここでは在宅医療を必要とする高齢者の特徴を理解します。適切な評価を基に、医療者は生命予後のみならず、身体機能や認知機能の予後予測をおこない、これからの暮らし方について患者や家族と話し合うことができます。

それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「5-1 在宅医療を受けている高齢者の特徴」(2分7秒)では、まず在宅医療を必要とする高齢者の特徴を捉えます。
「5-2 高齢者の症状・症候の特徴」(4分10秒)では高齢者に特徴的な症状・症候を整理し、老年症候群について講義します。要介護状態へ進み最終的には衰弱していくことは避けられないが、適切な対応によりそれを遅らせることができます。
「5-3 在宅での高齢者総合機能評価」(4分12秒)では、高齢者総合機能評価により高齢者の生活者としての全体像を捉えることを学びます。多職種のアセスメントを繰り返し、治療、ケアを実践することで、苦痛を軽減することに繋げていきます。
「5-4 機能予後を予測したアプローチ」(2分18秒)では、悪性腫瘍、臓器不全、フレイルの3つの特徴的な機能低下の進行を確認し、患者ごとのエンドオブライフについて予測することを学習します。そして普段から治療やケアについて患者や家族と話をすることの大切さを考えます。

講師: 山中 崇(東京大学医学部 在宅医療拠点 特任准教授)

5.高齢者の診かた (1.79MB)

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